はれがさや登山塾 〜雪山登山基礎講習〜
- 開催期間
- 2024年12月14日(土)、12月15日(日)、12月21日(土)、12月22日(日)、2025年3月29日(土)、3月30日(日)
- 対象の方
- ・これまで登山について登山教室などで体系的に学んだことがない方。
・雪山登山やバックカントリーをこれから始めたい方。
・雪山登山やバックカントリーについて、本やインターネットでしか勉強したことがない方。
・計画や準備等を他人任せで雪山登山やバックカントリーを楽しんでいる方。
・雪山登山やバックカントリーの装備は持っているが、使ったことがない方。
・登山地図アプリを使って雪山登山やバックカントリーを楽しんでいる方。
プログラム概要
山でのあなたのその行動、その言動、そのスタイル。
実は山ですれ違う人に冷笑されているかも!?
年々増加する雪山遭難。その要因は、スキルが不足しているにも関わらず、それを自覚することもなく雪山に向かう登山者(およびバックカントリーライダー)が多いからに他なりません。あなたはそんな“遭難予備軍”のひとりではありませんか?
夏山より桁違いにリスクが高くなる雪山においてまず重要なのは、「自分に不足しているスキルを知ること」。「知る」ことなしに、リスクに「備える」ことはできないからです。
(1) 夏山に何度も登っているから大丈夫!
(2) 本を読んだから大丈夫!
(3) インターネットで調べたから大丈夫!
(4) 知り合いに連れて行ってもらうから大丈夫!
(5) 人が多い山にしか行かないから大丈夫!
(6) 誰かの踏み跡を辿ればいいから大丈夫!
(7) 登山地図アプリやGPS機器があるから大丈夫!
(8) 登山道に目印が付いているから大丈夫!
(9) 天気がいい日にしか行かないから大丈夫!
(10) 装備は一通り揃っているから大丈夫!
(11) 足りない装備は借りればいいから大丈夫!
などなど。もしあなたにひとつでも当てはまるものがあれば要注意。すでに遭難に片足を突っ込んでいるかもしれません。
「雪山登山基礎講習」の目的は、巷に溢れるそんな“遭難予備軍”を一人でも減らすことです。よくある大会場で講師が一方的に話すような講座ではなく、ご参加いただく一人一人の疑問を解消できるような「かゆいところに手が届く講習」となるよう心がけております。
登山やバックカントリーを楽しむ人が知っておきたい雪山登山の基礎を、座学と実習を併せて学ぶ機会としてご利用いただければと思います。
プログラム詳細
- 開催日
1. 登山者・バックカントリーライダーとして知っておきたい雪山の知識とリスクマネジメント講習
2024年12月14日(土)
雪山のリスクを知り、その対策に関する基礎知識を学ぶとともに、自分に不足しているスキルを知ることを目的とした講習です。(例:登山計画、冬山の気象、ウェア、雪山装備、雪崩対策など)
無雪期のはれがさや登山塾の講座を受講してからご参加いただくと、より理解が深まります。
※バックカントリーLevel2以上のツアーにご参加いただく方は受講必須です。2. 買う前に知っておきたい雪山装備の知識と選び方講習
2024年12月15日(日)午前
雪山登山およびバックカントリー装備の目的や機能などについて学ぶ座学です。雪山初心者にありがちなのが、「あー、それを買っちゃいましたか」という装備の選択ミス。決して安くはない雪山装備。体格に合っていない、目的に合っていない、機能不足、使い勝手の悪さなど、無駄な出費にならないようにしっかりした知識を持った上で選びたいものです。3. 行く前に知っておきたい雪山装備の使い方講習【歩行技術編】
2024年12月21日(土)午前
スノーシュー、アイゼン、スキー&シール、スプリットボード&シールなど、雪山であなたが使用する歩行用具を使い、雪山ならではの歩行技術を座学と実習で学びます。ご自身がお持ちの歩行用具があればぜひご持参ください。
バックカントリーライダーにとって命に関わる、深雪での転倒時の対応方法や、使い方を間違っている人がとても多くひと目で雪山素人がバレる装備、ストック(トレッキングポール)とスパッツ(ゲイター)の正しい使い方についても学びましょう。4. 行く前に知っておきたい雪山装備の使い方講習【雪崩サーチ&レスキュー編】
2024年12月15日(日)午後、12月21日(土)午後
登山であろうと滑りであろうと雪山に臨む者の必須装備、雪崩ビーコン、プローブ、ショベルを使った危急時の対応方法(雪崩サーチ&レスキュー)を、座学と実習で学びます。ご自身がお持ちの雪崩対策装備があればぜひご持参ください。
※バックカントリーLevel2以上のツアーにご参加いただく方は受講必須です。
また、最低でも5年に1回は更新が必要となります。5. これだけは知っておきたい雪山で役立つロープワーク講習
2024年12月22日(日)
休憩時や危急時など特に雪山で出番の多い、山の必須装備「ツェルト」の雪上での張り方に必要となるロープワークを学び、実際に屋外でツェルトの設営を体験します。積雪が十分なときと積雪が不足しているときの工夫を知れば、年間を通して使えるテクニックとなります。6. 登山地図アプリ依存のリスクを理解していない、残念な登山者・バックカントリーライダーにならないための雪山読図講習【基礎編】
2025年3月29日(土)
登山地図アプリがあれば地図を読めなくてもいいと思っている人は、残念ながら自身が遭難に片足を突っ込んでいることに気づいていません。そんな残念な登山者にならないための講習です。
まずは事前準備として無雪期版のはれがさや登山塾「読図基礎講習」で学んだ内容を復習し、雪山ならではのリスクに配慮したルート計画の立て方を学ぶとともに、雪山読図講習【実践編】の課題フィールドにおける安全なルートを実際に計画します。
※1/25000地形図を見て地形が読めること、プレートコンパスを使えることが前提の内容です。
読図初心者向けではありませんのでご注意ください。7. 登山地図アプリ依存のリスクを理解していない、残念な登山者・バックカントリーライダーにならないための雪山読図講習【実践編】
2025年3月30日(日)
実際に雪山読図講習【基礎編】で計画した課題ルートのナビゲーションを体験しながら、積雪期ならではのリスクや地形図と実際の地形との違い、行動時に重要となる「地形の先読み」などについて学びます。
※1/25000地形図を見て地形が読めること、プレートコンパスを使えることが前提の内容です。
読図初心者向けではありませんのでご注意ください。- 参加費
- 雪山登山の知識とリスクマネジメント講習 5,000円(税込)/名
- 雪山装備の知識と選び方講習 3,000円(税込)/名
- 雪山装備の使い方講習【歩行技術編】 4,000円(税込)/名
- 雪山装備の使い方講習【雪崩サーチ&レスキュー編】 4,500円(税込)/名
- 雪山で役立つロープワーク講習 6,000円(税込)/名
- 雪山読図講習【基礎編】 6,000円(税込)/名
- 雪山読図講習【実践編】 7,500円(税込)/名
- 備考
- 開催日は10月17日現在の予定です。今後の調整により変更になる可能性もございます。
- 各講習の詳細については「雪山登山基礎講習のご案内」(PDF)をご確認ください。
注意事項
- 特別な記載がない限り、参加費には傷害保険代、スノーシューやストック、アイゼン、ヘルメット等のレンタル代は含まれません。
- ご希望のコースにおける活動に適した服装、履物、装備でご参加ください。担当ガイドが活動に適さないと判断した場合は参加をお断りする場合がございます。
お申し込みのキャンセルについて
お申し込みを取り消す場合は必ずご連絡ください。
天災、事故(事故証明書をご提出いただきます)、事件などを除く理由によりプログラムの参加を中止する場合には、下記のキャンセル料が発生いたします。
病気やケガによりお申し込みを取り消す場合も下記キャンセル料の対象となりますので、集合場所・時間の事前確認および健康管理にご留意ください。
- 開始日の7日前〜2日前
- 参加費の30%
- 開始日の前日および当日
- 参加費の50%
- 連絡なし
- 参加費の100%
お申し込み手順
1. まず、「雪山登山基礎講習のご案内」(PDF)の内容をよくご確認ください。
グループでお申し込みの場合は、お申し込み後のトラブル防止のために、代表者も含め参加者全員が必ずご確認ください。
2. 参加希望日の3日前20:00までに「WEBによるお申し込み」(受付が開始されるとこのページの下部に表示されます)からお申し込みください。
はれがさや登山塾 〜雪山登山基礎講習〜
へのお申し込み